私は、鎌倉市上町屋で昭和30年に旧家の長男として生まれました。当時の鎌倉市は、人口9万人あまりのまだまだ小さなまちでした。
私が少年期を過ごした昭和30年代の深沢は、田畑が中心の農村地帯であり、周りは緑に囲まれ、自然豊かな地域でした。現在の「老健かまくら」の辺りには、大きな池があり、釣りをしたり、手作りのイカダを浮かばせたりと危険もありますが、子どもたちの冒険心を満たすには十分な自然が残っていたように思います。
昭和30年代後半になると、市内各所で宅地造成が始まり、人口が急増し、現在の鎌 倉へと成長を遂げていきました。鎌倉で生まれ育ち、大学卒業後は鎌倉市役所に28年勤務してまいりました。市の職員時代に得た行政経験を活かして、これまで私を育ててくれた鎌倉のために何か役に立てないかとの思いで市議会議員となり、現在に至っております。
鎌倉の自然や多くの歴史的遺産を大切に守りながら、未来に生きる子供たちのために、未来に責任の持てる鎌倉を創っていきたいと思っております。